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会長挨拶

ご挨拶

会長挨拶

 
熊本県建設業協会
会長 土井 建

 

 関係各位には平素より本協会の事業活動、また会員企業に対する格別のご支援・ご協力を賜り、衷心より御礼を申し上げます。
 一昨年から猛威を振るった新型コロナウイルス感染症は、昨年も感染拡大が続き、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による社会経済活動の制限が長期化するなど、雇用や内需、あるいは人々の日常にも深く影を落としております。また、新たな変異株への警戒も緩めることなく、引き続き感染拡大防止に努めなければなりません。
 一方で、経済を活性化させる新たな取組みも急速に進んでおり、デジタル技術で生活や仕事の質を向上させる「デジタル・トランスフォーメーション」)(=DX)の進展が、ビジネスに留まらず、社会全体や人々の生活にも大きく浸透しつつあります。
 さらには、将来にわたって地球環境をそこなうことなく守ろうという「SDGs」(持続可能な開発目標)の中に「働きがいも経済成長も」、「つくる責任つかう責任」や「住み続けられるまちづくりを」といった、建設業にも密接な目標と責任がございます。
 私ども建設業界においては、このような社会や人々の動きを大きく変える、まさに時代の潮流に的確かつ柔軟に対応することが求められております。
 熊本県内に目を向けますと、平成28年熊本地震からの復旧・復興は一部の山間地域を除いておおむね事業が完了しております。
 他方、令和2年7月豪雨災害により甚大な被害を受けた県南地域の復旧・復興は、緒に就いたばかりの状況です。被災地の多くは、道路事情の悪さ、急峻な山間地であることなど、今後、発注量の増加により、様々な問題・課題が想定されますが、我々も全力を傾注して早期復興を目指してまいります。発注者各位には、改正品確法の理念に基づき適切な発注及び柔軟な設計変更等を改めてお願い申し上げる次第です。
 建設業協会会員は、これまでも発災直後から道路啓開、応急復旧等に尽力してまいりました。また悪性家畜伝染病発生時における初動の防疫活動への協力など、地域の特性を熟知し地域に根付いた会員が、まさに「地域の守り手」として、非常時において的確かつ迅速に対応することで、県民の安全・安心を担保しているものと思っております。
 そのためにも、地域建設業が持続的・安定的な経営を続けて行くことが肝要であり、会員各位には、生産性の向上を図りつつ様々な変革に柔軟に対応できる企業体質の強化が求められております。それにより、災害対応のみならず、地域の社会資本の整備と住民の安全・安心を守るという役割を果たし、県民の負託に応えるものと確信しております。
 併せて、喫緊の課題である、若年層の入職促進、担い手確保・育成、働き方改革への取組み、さらには建設DXの推進など、適正利潤を確保しつつ、これらの課題、変革に柔軟かつ的確に対応すべく取り組んで参る所存です。
 公共投資の推進につきましては、ポストコロナを見据え、景気の下支えの側面からも大胆かつ機動的に進めることが重要であると考えます。また令和4年度以降につきましても、「防災・減災,国土強靱化のための5か年加速化対策」の着実な実施、事業予算の確保など、関係各位におかれましては今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、熊本県建設業協会は、本年も行政機関をはじめ関係団体、九州各県・全国建設業協会と力を合わせ、山積する様々な課題の解決に取り組んで参ります。何卒皆様のより一層のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 
令和4年1月1日
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