9月12日(火)から13日(水)にかけて、(一社)全国土木施工管理技士会連合会の熊本地震による被災地復興現況視察が行われました。視察には全国より26人が参加、阿蘇方面と熊本城の被災現場に向かいました。
12日は、西原の県道熊本高森線に架かる大切畑大橋・桑鶴大橋・俵山大橋の3橋梁と阿蘇大橋の崩落箇所を視察。地震の影響により橋脚と橋桁がずれてしまった箇所を、支承取替や増し杭等の復旧工事を行う旨、説明がありました。阿蘇大橋地区で発生した大規模な斜面崩落現場では、頂上より重機を吊り下げ無人化施工により中腹崩壊土砂を撤去している現場を見学。併せて8月27日(日)に開通した阿蘇長陽大橋を望みました。
13日は二重峠トンネルの新設現場と熊本城を視察。トンネル新設現場は阿蘇方面を見学し、現在避難坑の掘削が200mほど進んでおり、避難坑から本坑へ複数個所から施工を行う旨、説明がありました。また、阿蘇大橋地区の崩落現場も立野側から間近に見た後、熊本城へ移動しました。熊本城では、石垣の崩壊箇所や解体が始まった天守を視察しました。
今回の視察は、復興に向けて歩みだした熊本の現状を確認頂けた有意義なものとなりました。